競艇では競艇場の風向きがレースに影響します。向かい風・追い風のレースの特徴を掴むことで、舟券を当てることに活かすことができます。

結論から言うと、向かい風はインコースが弱く、追い風はセンター勢が有利になる傾向があります。

風速・選手の得意、不得意によってレース結果が異なるので、風向き考慮したレース展開予想ができるようになりましょう。

競艇の向かい風の特徴

競艇の予想には「向かい風が吹くとアウトコースが有利になる」というセオリーが存在します。

全ての競艇場に当てはまるわけではないといった注意点がありますが、向かい風が吹いている時の4~6号艇の選手の得意な決まり手やモーターの良し悪しに注目してください。

風ごとの特徴を把握する事は舟券の的中率アップに繋がります。

向かい風が吹くと逃げにくくなる

競艇のレースは基本的に3対3のスロー勢とダッシュ勢に分かれてスタートをします。スロー勢はスタートまで加速する距離が短いので向かい風が吹いていると十分な加速が出来なくなります。

一方、スタートまで長い距離があるダッシュ勢は向かい風が吹いていてもスタート時点で十分な加速が出来るので、風の影響があまり出ません。

スピードに乗れていない1~3号艇をしっかりとスピードに乗っている4~6号艇がスタート直後に追い抜きまくりを決めるというのが、向かい風のレース展開の定番となっています。

特に経験の少ない選手は強風に慣れていなかったり、そもそも強風の中でレースをした事がなかったりするのでスタートが極端に遅れる事も珍しくありません。

また、向かい風が強いと第1ターンマークでまくりをする際に、いつもより風の抵抗が強くサイドがかかりやすくなっているのでハンドルを離す事なく高速で旋回出来るという特徴もあります。

向かい風が強い=インコースが弱くなり差し・まくり・まくり差しがしやすくなると覚えると良いでしょう。

風速が弱いと影響はないが強くなるとアウトコースが有利になる

向かい風の場合、風速1m程度までの弱い風はレースに影響が出る事がほとんどなく、1コースが圧倒的に有利となります。

風速2mを超えた場合も1コース有利に変わりはありませんが、無風や風速1mと比較すると1号艇以外の挺の1着率が若干上昇する傾向があります。

風速3mを超え始めると1号艇の1着率に影響が出始めます。1着率が低下し、4号艇以降の勝率がさらに上昇し始めます。

あまり見かける機会はありませんが、風速5mを超える強風が吹き始めると1号艇の1着率は大幅に低下します。一方、アウトコースの1着率は無風~風速1mの時と比べると大幅に上昇します。

インコースが有利だと言われている競艇ですが、向かい風が吹くと1~3号艇ではなく、4~6号艇が有利になるという変わった特徴があります。

向かい風が強い競艇場で舟券を購入する場合は、アウトコースに「まくり差し」が得意な選手がいないか確認する事が大切です。

同時にインコースとアウトコースのモーターの良し悪しを比較するとさらに精度を上げる事が出来ます。

競艇の追い風の特徴

一方、競艇での追い風は「センター勢が有利になる」といったセオリーがあります。

アウトコースの挺ではなく、センター勢のみが有利になるという向かい風とは全く異なる特徴があります。

さらに、風速によって1号艇とセンター勢の力バランスも多少変わってくるので、追い風の特徴をしっかりと把握する事が重要となります。

追い風が吹くと1号艇が膨らみ差しが決まりやすくなる

追い風が吹いている場合は、全ての挺が十分な加速をしてからスタートする事が可能です。

しかし、最内の1号艇に限っては加速し過ぎるとターンするのが難しくなる、追い風によって第1ターンマーク付近の波が不安定になる等の理由から最初のターンで膨らみやすくなります。

他の挺から抜かれる事を警戒しながら一番内側を回れるという1号艇のアドバンテージがなくなってしまいます。

第1ターンマークで膨らんでしまうと内側が空き2~4号艇に差されやすくなります。

弱い追い風であれば2号艇が差しやすくなるだけですが、追い風が強くなると1号艇の膨らみがさらに増し3・4号艇も入りやすくなるといった点も追い風の特徴の1つです。

追い風は風速が強くなるとセンター勢が有利になる

追い風の場合も風速1m程度の弱い風は、レースに影響が出る事がないので1号艇が圧倒的に有利です。

しかし、風速2mを超えるだけで1号艇が第1ターンマークで膨らみやすくなる分、2号艇の差しが決まりやすくなっています。

また、2号艇に実績やテクニックのない選手がいる場合は、3号艇が差しやすくなるので3号艇の1着率も多少上昇しています。

追い風3mになると1号艇の1着率は無風の時と比べると1割程度低下すると言われています。

一方、センター勢の2号艇から順に4号艇までの1着率が上昇します。

向かい風とは違い、追い風は強くなっても5・6コースの1着率に影響がほとんど出ないという点に注意が必要です。

強い追い風が吹いている競艇場でセンター勢を中心に舟券を購入する際は「差し・まくり差し展開」を想像して軸や相手を探すと良いでしょう。

まとめ

選手やモーターの調子や直前情報に加えて、風の向き・風速を予想材料にする事で舟券の的中率を向上させる事が出来ます。

無風~風速1mという条件であれば、1号艇が圧倒的に有利ですが風速が2mを超えると1号艇のアドバンテージはなくなります。

向かい風と追い風では、有利になる挺が異なるので今回紹介した風の向きごとの特徴をしっかりと覚えて舟券購入の参考にしてみてください。