競艇は他の公営ギャンブルと比べると、1レースに出走する最大数が少ないといった特徴があります。

出走数が少ない事から「当たる確率の高い単勝」だけを買い続けたら勝てるのでは?と思いつく人も多くいます。

今回の記事では、競艇の単勝のみを買い続けたらどうなるか考察してみました。

結論から言うと、単勝を単純に買い続けるだけでは勝てません。

競艇の単勝的中率は「1/6」

競艇の単勝舟券は、選んだ艇が1着になると当たりというシンプルさから初心者の方に人気があります。

1レース最大で6艇の出走となる事から単勝舟券の単純な的中確率は「1/6」です。

しかし、インコース有利という競艇の特性や各選手の腕の差を考慮すると「1/6」より高い確率で当たる事も可能となります。

全国24場ある全てのレース場の1コース勝率は、平均で50%を超えているので2回に1回は当たる計算となります。

「2回に1回当たるのなら単勝だけ買えば勝てる」と考えがちですが、残念ながら競艇はそこまで甘くないようです。

単勝平均配当「500円」の罠

単勝舟券の平均配当は「500円前後」と言われています。これだけの情報であれば「1~3点買いを買い続ければ勝てる」と勘違いしてしまいます。

しかし、競艇の平均配当には「1000円以上」の大荒れのレースも含まれています。

大荒れのレースは毎日全国で開催されているレースの中で1回あればラッキーといったレベルです。

そのラッキーだけを見逃さず毎回当てる事が出来る人であれば単勝だけで儲ける事は可能ですが、そんな人はいないと思います。

競艇の単勝で最も多い払戻金額が「130~150円」です。少し荒れたレースでも「500円」を超えるかどうかです。

他の公営ギャンブルと比べて荒れる事が少ない競艇で「荒れるレース」をピンポイントに見つけるのは困難でしょう。

では最も多い「130~150円」で儲けようと考えた場合どうなるのか。

払戻金額が「150円」の場合は、1点賭けで3回に2回当て続けなければマイナスとなります。

インコース勝率が最も高い大村でも「65%」なのでギリギリ数値が足りていません。

平均配当の高さに騙されて単勝だけを買い続けるのはかなり危険だと言えるでしょう。

単勝で儲けられないのは競艇のシステムが原因

単勝舟券を買い続けても勝てない理由の1つに「競艇のシステム」が挙げられます。

競艇の払戻オッズは売上や人気で変動します。

単勝がカジノのように的中確率も払戻オッズも固定であれば儲ける事は可能でした。

競艇の払戻金額は運営費や利益確保のために「売上の75%」と決められています。

さらに、競艇の単勝舟券は「売上が極端に少ない舟券」でもあります。

SG・G1といった注目度の高いレースであれば単勝舟券もそれなりにあります。

しかし、午前中や一般戦のレースではほとんど売上がありません。

単勝の売上が1レースで平均1万円程度のレースも多くあります。

1レースの売上が1万円の場合、運営費等の25%を引いた「7500円」が単勝全体の払戻金額となります。

この7500円を単勝舟券を当てた人全員で分け合います。

当てたのが自分1人であれば7500円を総取り出来るのでそれなりに儲かるかもしれませんが実際は数多くのライバルがいます。

どれだけ頑張って単勝舟券を的中させても競艇のシステムが原因で儲けにくくなっています。

売上が少なく大金を賭ける事が出来ない

単勝舟券の売上が少ない事は全体の払戻金額が少なくなるだけではありません。

負け額が増えてきた時に「大きく賭けて負け額を取り戻した」という経験をした事がある人も多いと思います。

もちろん、単勝舟券でも大金を賭ける事は可能です。

しかし、そもそもの売上が少ない単勝舟券に大金を賭けると「購入した艇の払戻オッズが急激に下がる」といった不都合が生じます。

例えば「単勝2.0倍に1万円賭けて当たればプラス」という状況でも単勝に1万円も賭けてしまうと払戻オッズが1.5倍以下になってしまう可能性が高くなります。

せっかく1万円を賭けて勝負して舟券が的中したのに思ったよりもプラス分が少なく、プラスに出来なかったという結果になってしまいます。

勝つ時は小さくしか儲けられないのに、大きく賭けられないので増えた負けを取り戻しにくくなっている事も競艇の単勝が儲けられない理由の1つです。

1点買いと購入額1000円以下が条件

ここまでは競艇の単勝を買い続けても「勝てない」事を解説してきました。

競艇の単勝で勝ちたい考える人も、もしかするといるかもしれません。

儲ける事が難しいと言われている競艇の単勝だけで勝つには「1点買い」と「購入額1000円以下」が絶対条件となります。

2点買いはトリガミになる可能性が高い

なぜ単勝で勝つためには「1点買い」が必須となるのか、その理由が「2点以上購入するとトリガミになる可能性が高い」からです。

最も多い払戻金額が「130~150円」なので2点購入してしまうと当たってもトリガミとなります。

トリガミになる回数が多ければ多くなる程、儲けるために重要となる回収率はドンドンと下がっていきます。

儲けるためには回収率100%以上を維持しなければいけない事から単勝だけを買い続ける場合は必ず「1点買い」をするようにしましょう。

オッズが急激に下がらないボーダーラインが購入額1000円

売上が少ない、ほとんどない午前中や一般戦の単勝で払戻オッズが急激に下がらないボーダーラインは「購入額1000円前後」と言われています。

しかし、実際に単勝1000円を購入すると少なからずオッズが下がるので注意が必要です。

1点買いが基本となる単勝舟券なので1点に賭ける金額を増やしたいと考える人が多いですが、上記で解説した通り大金を賭けてしまうと払戻オッズが急激に下がります。

オッズを下げてまで大金を賭けて当ててもリターンは少なく舟券をハズした時のリスクの方が大きくなります。

大金を賭けたいと思ってもグッと堪えて1レース1000円以内に抑える事が必須となります。

1番人気が勝てるレースを選ぶ

払戻金額を増やそうと荒れるレースで単勝買いをしようとする人も珍しくありません。

しかし、荒れるレースという事は1艇に絞る事が難しく的中率が下がってしまいます。

単勝舟券の「当たりやすさ」を活かして儲けるといった最初の目的と矛盾してしまいます。

単勝のみで儲けるためには払戻オッズが低くても1番人気が勝つ可能性が高いレースを選ぶ方が的中率も回収率も安定します。

まとめ

競艇の単勝舟券は単純な計算で「1/6」で的中します。

しかし、売上の少なさや払戻オッズの低さから単勝のみを買い続けても儲ける事はかなり困難だと言えます。

単勝で無理矢理儲けようとするよりも他の舟券を選ぶ事をオススメします。

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