「ギャンブルで借金をするなんてバカだけだ」「自分だけは大丈夫」

そう考えていませんか?実は、ギャンブルで借金をしたほぼ全ての人がそういった思考の持ち主でした。

「競艇」は、特に借金をする人が多いギャンブルだと言われています。

今回は、競艇で借金をしてしまう驚きの心理を解説していきます。

競艇は正常な思考を奪っていくギャンブル

数多くあるギャンブルの中で競艇で借金をする人が多い理由として「正常な思考を奪われやすい」といった点が挙げられます。

もちろん、他のギャンブルでも熱中してしまうと正常な思考でいる事は難しくなります。

しかし、競艇は正常ではなくなる人が異様に多い傾向があります。

競艇の「何が」正常な思考を奪っていくのでしょうか?

365日年中無休でレースが行われている

競艇は、「365日年中無休」でレースが行われています。

また、レースが行われている時間も朝9時前~夜21時前、最近ではミッドナイトも行われるようになり21時30分までレースがあります。

1年中朝から夜までいつでも舟券が買えるといった競艇好きには有り難い環境が整えられています。

ギャンブルをしない人からすると、それがどれだけ異常な環境なのかが理解出来ますよね。

競艇にハマってしまうと、365日朝から夜まで競艇の事しか考えられなくなってしまうのです。

短すぎるレース間隔

公営ギャンブルは「レース展開を予想」するのも楽しみ方の1つです。

しかし、競艇は1つ1つのレース感覚がかなり短くなっています。

1つのレースが終わったと思ったら、すぐに展示航走が行われ、その15分後には次のレースが始まります。

舟券を買っている人は、一息つく暇もなく次のレースの予想に追われます。

自分の予想の何が良かったのか、悪かったのかという確認をする事が出来ず「勝った負けた」という結果しか残りません。

そうなると、予想に関する反省点・改善点を見付けられないまま、同じ失敗で負けを繰り返すようになります。

さらに、負けを繰り返すと今度は「負けを取り返す」事を意識し始めます。

その結果、理論的なレース予想ではなく、根拠のない感情的なレース予想となってしまいます。

レース間隔が短いといった点も正常な思考を奪う要因の1つと言えるでしょう。

いつでもどこでも舟券が買える環境

年中無休でレース間隔の短い競艇は、「いつでもどこでも舟券が買える環境」が整えれています。

競艇場に行かなくても、自宅で職場でちょっとした空き時間に正常な思考を奪われてしまいます。

テレボートという便利過ぎるサービスが普及し始めてから、競艇で借金まみれになる人も増えています。

正常な判断が出来なくなった結果が借金

競艇がどれだけ危険なギャンブルなのか、理解して頂けたでしょうか?

ここからは、競艇にハマってしまい正常な判断が出来なくなった人が借金をするまでの流れを解説していきます。

読んでいて心当たりがあるという人は、近い将来競艇が原因で借金をする事になるかもしれません。

すぐに競艇から足を洗いましょう。

決められた軍資金で遊ぶつもりだったのに

競艇を始めた時は「決められた軍資金だけ遊ぶ」と、どんな人もそう考えています。

しかし、競艇は舟券を買うレースが増える毎にゆっくりと正常な判断が出来なくなっていきます。

「今日は調子が悪いな」と気付いた時には、軍資金を使い切っているという人がほとんどです。

すでに負けている事もあり、正常な判断が出来ない事から、そこで辞められず「次のレースで当てて取り返せば良い」と考えてしまいます。

この決められた軍資金以上のお金を使っている人は、借金をしてしまう可能性が高いと言えるでしょう。

「使う予定のなかったお金を使っている」んですから。

競艇は本命決着が多いから次は当たる

競艇は、公営ギャンブルの中で「本命決着」が多いといった特徴があります。

競艇で少しでも遊んだ事がある人であれば絶対に知っている競艇界の常識とも言えます。

負けていて、使ってはいけないお金に手を出している人は「舟券を購入する理由」を探し始めます。

その結果、「本命決着が多いから次は当たる」という思考となります。

そんな状態では、まともにレース結果を予想する事は出来ません。

的中する確率は良くても20%程度でしょう。

本命狙いを外した後は「本命決着の流れじゃないなら、次も荒れるはず」と新しい舟券を買い続ける理由を見付けます。

もちろん、競艇は本命決着が多いので、そんな都合良くレースが荒れる事はありません。

そして、使ってはいけないお金もついに底を尽きます。

まだまだ続ける!そのために借金

使ってはいけないお金がなくなっても、まだ諦められないのがギャンブル依存症です。

そして、ついに「借金」に手を出します。

もちろん、「舟券を当ててすぐに全額返済すれば良い」という自分に都合の良い理由を付けて。

この心理状態に陥る人の多くは「過去に同じパターンで成功体験をしている」といった共通点を持っています。

「前に成功したのだから今回も成功するだろう」といった考えですね。

残念ながら、「成功した」という事実だけを見て、「成功率」や「成功するまでに失敗した数」が見えていません。

当たり前のように、舟券は外れて借金だけが残ってしまいます。

負の連鎖は終わらない…生活のためにさらに借金をする

当日全てのレースが終わり、用意していた軍資金と使ってはいけないお金がなくなり、借金だけが残った状況に後悔をします。

ギャンブル依存症の人は、好きでギャンブルをしているわけではなく「辞められる辞めたい」と考えている人の方が多いと言われています。

舟券を買うためだけに借金をしてしまったという後悔とは別に「生活をするためのお金」を用意する必要がありますよね?

そう、競艇で舟券を買うために借金をすると、それとは別に「生活費もセット」で借金をする事になるんです。

例え、舟券のために借りたお金が1万円でも、次の給料日まで過ごすために必要な数万円も借りなければいけません。

実は、競艇で借金まみれになる原因は「2段階の借金」だったんです。

実際に、舟券代よりも生活のために借りた借金の方が金額が大きかったという人が多くいます。

生活費に借りたはずのお金を舟券に

競艇のせいで生活費を借金する事になって後悔した翌日に、再び競艇をする人もいます。

手元には、次の給料日まで過ごすために借りたお金がありますからね。

「昨日の負けを取り返す」「増やせば問題ない」とたった1日寝ただけで昨日の後悔を忘れてしまうのも競艇の恐ろしいところです。

そして、再び競艇で負けて、舟券代・生活費を借金していくといった悪夢のような悪循環を繰り返して借金まみれになっていきます。

今は趣味で楽しめても取り返しがつかなくなる!競艇は今すぐにやめるべき

趣味として競艇を楽しんでいるという人も実際多くいます。

もちろん、借金をする事なく決められた金額だけでちゃんと遊べている人の方が多いです。

しかし、競艇は「いつ」「誰が」正常な思考を奪われるか分からないギャンブルです。

次に買った舟券が特大万舟で、いっきに競艇にハマる可能性もゼロではありません。

今は趣味で遊んでいる、楽しんでいるという人も、いつ取り返しがつかなくなるかは分かりません。

人生を台無しにしてしまわないように、競艇は今すぐやめるべきギャンブルと断言します。

まとめ

以上が、競艇で借金まみれになる人の心理となります。

競艇を始めた頃は全員が「借金なんてするわけない」と考えています。

しかし、競艇はその考えを嘲笑うように、簡単に正常な思考を奪っていきます。

競艇で借金まみれになりたくない人は、今すぐ競艇から足を洗いましょう。