競艇の各レース場は、立地条件・水質・コース面積といった様々な点が異なっています。

本命決着になりやすいレース場もあれば、荒れやすいレース場もあります。

一攫千金を狙って荒れるレース場を探している人も多いと思います。

今回は、競艇の荒れるレース場と各レース場の特徴を一緒に紹介します。

荒れるレース場は4つ!意外と知られていないレース場も

競艇で荒れるレース場と言えば「戸田・平和島・江戸川」の3場をイメージしますよね。

確かに、この関東3場は毎年イン逃げ率が全国24場でワースト3に入っています。

1号艇が逃げられないといった意味では、上記3場が荒れるレース場と言えるでしょう。

しかし、この3場は1号艇が逃げられない事で有名となので、1号艇が飛んだのに思ったより払戻金額が低かったという事も珍しくありません。

一方、1レースで荒れる、高額配当が出る可能性があるといった点では「芦屋」が荒れるレース場となります。

現状では、有名な関東3場に芦屋を加えた4場が荒れるレース場と言えるでしょう。

1コース1着率全国ワースト!戸田競艇場

全国に24場あるレース場の中で最も1コース1着率が低いのが「戸田競艇場」です。

毎年1コース1着率のワーストキープしていて、競艇ファンの中では戸田の1コースは信用してはいけないと言われています。

他のレース場と比べると1号艇以外の2~6号艇の1着舟券が多く売れています。

しかし、戸田の1コースが逃げられないのには、しっかりとした理由があります。

日本一コース面積が狭いレース場

戸田競艇場は、コース幅が102.5m・1マークバック側が70.5mと全国で最も狭いレース場となっています。

1マークスタンド側が37mしかなく、1コースはスタートから1マークまで斜めに走る必要があります。

その結果、少しでもスタートが遅れると2~6コースの艇に包まれやすくなっています。

さらに、包まれるとコース幅が狭いので抵抗する事が難しいので舟券に絡みにくくなります。

一方、3・4コースはスタートから1マークまで直進する事が出来ます。

1・2コースよりも1マークまでの距離が短いのでスタートさえ決める事が出来れば、1マークまでに内側の艇を包み込む事が可能です。

まくり出現率は全国トップクラス

コースの狭さや1マークの位置から、センター勢が有利な戸田は「まくりが全国トップクラス」となっています。

2020年まくり出現率の全国平均が「14.3%」、まくり出現率2位の福岡競艇場「18.6%」ですが、戸田は驚異の「25.4%」です。

荒れやすいというイメージで2~6号艇を幅広く買っている人も多いですが、実は2コースの1着率はあまり高くありません。

コース幅が狭く、1周目は1マークに全艇が殺到するので、差すスペースが生まれにくくなっています。

差すスペースがない2コースは、まくりに行った艇の後ろから旋回する事となるので、1着になる可能性が低くなります。

実際に、戸田の2コース1着率は全国平均「14.6%」とあまり差のない「15.1%」という数値となっています。

戸田で荒れるレースの多くは、センター勢のまくりなので、3・4コースにスタートが早い選手がいるレースは要注目です。

戸田は2連単も美味しい

戸田の平均払戻金額は3連単が4位「7840円」、2連単が3位「1973円」です。

どちらも全国の平均よりも高くトップクラスと言えますが、1コース1着率全国ワーストにしては低い印象を受けますよね。

それは、競艇ファンの多くが「戸田は1コースが勝てない」事を知っているからです。

予想の難しさからすると3連単は、あまり美味しいとは言えないかもしれません。

それならば、3連単で勝負するよりも2連単で勝負した方がコスパが良い可能性があります。

3連単で穴狙いをすると、どうしても購入点数が増えてしまいます。

しかし、2連単は3着を当てる必要がないので大幅に購入点数を減らす事が可能です。

購入点数を削った分、1点に賭ける金額を増やせます。

レースによっては、3連単で豆買いをするよりも2連単の方が利益が大きくなる事も珍しくありません。

バック側斜行規制が鍵?平和島競艇場

「平和島競艇」も1コース1着率が低い事で有名なレース場です。

戸田と毎年ワースト争いをしていて、1コース1着率は戸田と江戸川の中間ぐらいの数値となります。

コース幅が狭いといった戸田と共通する点もありますが、平和島の1コースが勝てない理由は「バック側の斜行規制」が挙げられます。

また、平和島は風の影響を受けやすいといった特徴もあります。

差しが決まりやすくなる「バック側斜行規制」

平和島も戸田と同様にコース幅が狭く、1マークスタンド側が37mとなっています。

1コースのスタートが遅れるとターンの時に必要となるターンマークとの距離が確保する事が出来ず逃げられなくなります。

ここまでは戸田と同じですが、1マークを旋回してからが平和島の1コースが勝てない理由となります。

平和島は、バック側で斜行による締め付け規制が他のレース場より厳しくなっています。

他のレース場では、1マークを旋回した後抜かされそうになった時に斜行して進路を塞ぐといった戦略を行う事が出来ます。

しかし、平和島は2マークホーム側のコース幅が狭く事故を防止するために、斜行で後ろの艇の進路を塞ぐ事が出来ません。

その結果、1マークを旋回した後に1コースより内側にいる艇が伸びやすい・差さりやすくなっています。
戸田と平和島の違いは、差しの決まりやすさと言えるでしょう。

風が安定しないレース場

平和島のレースが荒れる原因の1つとして「風」も挙げられます。

平和島は、海から近い事で季節風の影響を受けやすく、さらに風向きや風速が安定しないといった特徴があります。

1年間で風速5m以上の強風が吹いているレースが全体の30%と風が強くなっています。

1時間で風向きが変わる事も珍しくなく、平和島での予想は直前の風情報が必須となります。

風向きが安定しない平和島ですが、基本的に横風は少なく追い風・向かい風がほとんどです。

風による影響もセオリー通りとなっているので、初心者の人は風向きにだけ注意しましょう。

決まり手は差し傾向

平和島の決まり手の特徴は、「差し傾向」です。

1コースが不利な状況が揃っている平和島は、差し・まくり・まくり差しの出現率が全国平均を上回っています。

しかし、バック側斜行規制によって、最も多いのが差しとなります。

特に、差しが有利となる追い風が吹いている時は狙い目となっています。

追い風が吹けば風速に関係なく、差しの出現率が増加します。

2コースだけではなく、2~6コース全ての差し出現率が増加しますが、2・4・6コースの偶数艇の差しが決まりやすくなります。

全国でここだけ!河川を利用した江戸川競艇場

荒れるレース場最後の代表が「江戸川競艇場」です。

全国24場あるレース場の中で唯一河川を利用したレース場となっています。

江戸川が荒れる理由として、潮の流れと強風が挙げられます。

風に関しては、風速10mを超える他のレース場ではあまり見かける事のない強風が吹く事でも知られています。

強風によるレース中止が多いレース場でもあり、荒れる要素が複数あるレース場でもあります。

時間帯で異なる潮の流れ

河川という事から常に上流から下流に水が流れていると勘違いしている人もいます。

しかし、江戸川競艇場は東京湾から潮が上がってくる事があり、時間帯によって川の流れが変わります。

満潮に向かう時は、下流から上流に流れる「追い潮(上げ潮)」

干潮に向かう時は、上流から下流に流れる「向かい潮(下げ潮)」

となります。

さらに、この潮の流れに強風が吹く事で予想が困難となります。

江戸川の潮と風の組み合わせは全てで35パターンあると言われていて、公式サイトで詳細が公開されています。

江戸川で舟券を購入する時は、潮と風をしっかりと予想に反映させる事が求められます。

風の影響は、潮の流れで有利・不利が異なるといった点に注意してください。

潮と強風が原因でスタートがバラつく

潮の流れや強風が吹きやすい事から、江戸川はスタートがバラつきやすいといった特徴があります。

特に、江戸川でのレース経験が少ない選手は、スタートに慎重になりすぎてドカ遅れをする事も珍しくありません。

アウトコースのドカ遅れであれば、そこまでレースに影響が出る事はありません。

しかし、スタートが難しいと言われている内側のコースでドカ遅れをすると外側の艇に簡単にまくられてしまいます。

また、潮の流れが早かったり強風が吹いているレースでは、スムーズにターンが出来なくなります。

1・2マーク旋回時にボートがバタついて後ろの艇に抜かされるというシーンを見かけるのが多いのも江戸川の特徴です。

江戸川で舟券を購入する時は、全国勝率よりも当地勝率を比較した方が良いとも言われています。

全国勝率が低くても、地元選手や当地勝率が高い選手は積極的に購入しても良いのかもしれません。

平均払戻金額は平均以下

荒れるイメージを持っている人が多い江戸川ですが、実は平均払戻金額は2連単・3連単ともに平均を下回っています。

しかし、江戸川は3連単の払戻金額「1000円以下」の出現率が「9.8%」と戸田・平和島を除く他のレース場よりも極端に低くなっています。

戸田・平和島よりも平均払戻金額が低いですが、1000~10000円の出現率が高いので戸田・平和島との使い分けが出来るレース場と言えるでしょう。

しかし、2連単は平均払戻金額が22位とあまり積極的に狙えるわけではないので注意してください。

1号艇が強いのに荒れる?芦屋競艇場

1号艇1着率全国トップクラスとして有名なのが「芦屋競艇場」です。
1号艇が1着になりやすいのに荒れる?と不思議に思うかもしれませんが、芦屋の1号艇1着率が高いのには理由があるからです。
関東3場と比べると荒れる可能性が低いですが、荒れた時の破壊力は芦屋の方が高いと言えるでしょう。
全国屈指のイン勝率を誇る芦屋が荒れる理由を覚えて損はありません。

芦屋は企画番組で1号艇1着率を引き上げている

芦屋の1号艇1着率が全国トップクラスになっている理由として「企画番組」が挙げられます。

記念レース以外の大会では、1日の半分が1号艇にA級選手が乗る企画番組となっています。

さらに、1号艇以外の艇にA級選手の配置は多くても2艇です。

1号艇の選手が1着になりやすい条件を意図的に揃えているので、自然と1号艇1着率は上昇します。

実際に、企画番組を組む事が出来ない記念レースでは1号艇1着率は全国平均より少し高い程度まで下がります。

企画番組で上がった1号艇1着率を信じる人が多くなった結果、1号艇が舟券に絡まなかった時に思わぬ高配当が出現します。

企画番組を組む事が出来ない記念レースや選手の実力差があまりないレースが荒れる可能性を秘めています。

また、企画番組でもA2級選手が1号艇のレースは要注目です。

A2級でも1号艇1着率が全選手平均の55%程度やそれ以下の選手も意外と多くいるからです。

荒れる可能性は低いですが、一攫千金を狙うのであれば芦屋も忘れずチェックしておきたいですね。

広々とした水面でモーター差が出やすいレース場

芦屋は、コース水面が広々としていてバック側に葦が生えている事から引き波が消えやすいといった特徴があります。

広いコースと静水面という事でイン有利に見える芦屋ですが、実は全てのコースから全速で攻められるレース場となっています。

全速戦になりやすく、思いっきり握って旋回出来る事からレースでは「モーターの機力差が出やすい」とも言われています。

公式サイトにある「エンジン台帳」で各選手のモーター連対率やモーターの特徴を調べる事を忘れないようにしたいところです。

また、淡水の硬い水質は乗り心地も大切となります。

公式サイトの出走表には選手コメントも記載されているので、乗りやすさや体感の良さをコメントしている選手が狙い目です。

荒れる要素のあるレースしか狙わない

芦屋で一攫千金を狙う時に大切となるのが「狙いレースを絞る」です。

記念レース以外は、基本的に企画番組ばかりになるので本命決着がほとんどです。

その中から「荒れる要素」があるレースだけ勝負する事が必須となります。

  • 1号艇のA級選手の1コース1着率が55%を下回っている
  • 1号艇の選手のモーターが悪く、他の艇に良いモーターを持っている選手がいる
  • 1号艇の選手の展示タイムが極端に悪い

等、荒れる要素が出来るだけ多いレースを探しましょう。

芦屋で荒れるレースを探す場合は、出来ればモーター整備・プロペラ調整が終わっていない大会初日がオススメです。

まとめ

今回は、荒れるレース場を4場紹介しました。

戸田・平和島・江戸川は、荒れるレースの出現率は高くなっていますが、特大万舟が出る可能性はあまり高くありません。

高額配当が出ても100~300倍に収まる事が多いといった点に注意しましょう。

特大万舟を狙いたい場合は、芦屋がオススメです。本命決着が多い芦屋ですが、実は高額配当が出やすいレース場でもあります。

一攫千金を狙いたい人は、自分の好みや当日開催しているレース場に合わせて、勝負するレース場を選んでみてください。